転がる石はまろくなる。

オンボロと小自然と。

まろくなりたい。

ブログタイトルを「転がる石はまろくなる。」とした。

一年前、たまたま訪れた妻沼小学校でこんな校則を見つけた。以後、まろくなろうと心がけて生きているつもりなのだけれど、なかなか、修行が足りない。

もっと詳しく知りたい方は以下を。

熊谷市立妻沼小学校のサイトから。

校訓の意味

校訓 「まじめ・まめ・まろく」の意味

先日、保護者の方から「校長先生は朝会で校訓の意味の話をされていると子供から聞きます」とお話がありました。確かに校訓を基盤に学校経営をしているので、よく校訓にはふれています。そして、子供からは「まじめ」はわかりやすいけど、「まめ」は、ちょっとわからなかった。「まろく」はさらにわからなかったと言われます。6月24日のPTA研修で聖天様の院主様に「まめ」とは「人に尽くすこと」というお話をいただきました。そこで、あらためて校訓の意味をわかりやすくまとめてみました。

「まじめ」 うそやいいかげんなところがないこと。真剣であること。
     本気であること。真心があること。誠実であること。他
「まめ」 苦労を惜しまずに物事にはげむ。勤勉。よく動く
     努力する。からだがじょうぶ。人に尽くす。他
「まろく」 温かく柔らな人当たり。円満にかかわる様子。落ち着いた。優しい。 
     角のないおだやかな様子。他
   古語まろい(まるいの意味)の連用形

このようになりました。子供たちには、これからもことあるごとに繰り返し伝え、まじめでまめでまろくなれるように教育をしていきたいと思います。大切な校訓です。

8月の全校朝会で

笑顔 まろく 円満に みんながしあわせになりますように

8月29日の全校朝会で、子供達に「笑顔」について以下のようにお話しました。

「今日は校訓『まろく』について話します。『まろく』とは円満にみんな幸せにするという意味もあります。そのために大切なのは笑顔です。妻沼小学校のこどもは笑顔を大切にしましょう。朝は元気に家族や先生や友達にあいさつするときの笑顔、何かを頑張って終わったとき、やったっていう笑顔 掃除が終わってピカピカにして先生に褒められたとき笑顔 寂しそうにしている友達に声をかけて笑顔 勉強を頑張って、できたとき笑顔、おいしい給食を食べて笑顔、 笑顔はまた笑顔をよびます そしてみんな幸せになります。幸せだから笑顔ではないのです 笑顔でいるから 幸せなのです。もう一度言います。幸せでないと笑顔になれない じゃなくて 笑顔でいると幸せになれるのです。やってみてください 妻沼小のまろくは 笑顔から始まります。」

朝会が終わって作文を書いてもらいました。この話を聞いてどう思ったか。
子供達はこれからは「笑顔であいさつしたい。」とか「笑顔を大切にしていく」
という話もでましたが、印象的だったのは幸せだから笑顔ではなく 笑顔でいると幸せになるということに共感してくれた子供が多くいたことです。なかなか難しいのですが、どこかで心に残っていてほしい言葉です。

夏休み明けでなかなかみんな笑顔とはいかないかもしれませんが、妻沼小、妻沼地区が笑顔であふれればいいなと私はいつも願っています。 妻沼小学校長 関根達郎

関根達郎先生は、昨年度いっぱいで転任してしまったようだけど、校則は引き継がれているようだ。

すばらしい。