転がる石はまろくなる。

オンボロと小自然と。

たのしいこと/きれいごと

コロナで、楽しいことが減った。緊急事態宣言解除で楽しみなことは増えたけど。

いっぽう、キレイごとが増えた。ステイホームなんて、もともと好きな人以外は所詮イヤイヤじゃん。もともと好きな人だって、限度があるし。それを、楽しく過ごそうとキレイごとを言う。

うわついた、表面だけを飾った、中身のない言説がひしめいた。嘘を嘘と言わずに飲み込まなければならない状況は、もしかしたら、外出できない物理的苦痛よりもずっと苦しい。直観的にそう感じている若い子は、多いんじゃないか。

つまり、若い子たちにとって今回の騒動は、大人が、楽しみを剥奪し、代わりに嘘をおしつけてきた、無意味なクソ騒ぎになる。

それにしても下記ニュース、扱いが小さすぎないか。

新型コロナウイルス対策として、多くの自治体で続いた学校の休校や保育施設の休園について、日本小児科学会が「感染防止効果は乏しい一方、子どもの心身に及ぼすデメリットが大きい」などとする報告をまとめた。同会の予防接種・感染症対策委員会が、国内外での感染事例や論文などを分析した。
取りまとめに関わった長崎大学の森内浩幸教授は「情報が少なかった当初の休校措置を否定するものではない」としながらも、今後、再び休校などが検討される場合には「子どもや保護者に及ぼした影響も考慮し、慎重に判断すべきだ」とする。
報告によると、子どもが感染した場合、多くは経過観察や対症療法で十分な軽症だった。その上で、インフルエンザと異なり、学校や保育施設で子どもが感染源となった集団感染はほとんどなく、子どもの感染例は親から感染したケースが大半だと指摘している。
〔略〕「子どもたちにとってはウイルスが直接もたらす影響より、休校措置などによる健康被害が大きくなりかねない」と指摘している。」
~「コロナ休校「感染防止の効果薄」 小児科学会「心身へのデメリット大きい」朝日新聞2020年5月28日朝刊」