転がる石はまろくなる。

オンボロと小自然と。

意外と豊かな埼玉メシ

埼玉県は観光資源に乏しい。ざっくり言って川越と長瀞秩父だけ。繁華街も大宮、浦和と限られている。だから、県内の飲食店は「一見さん」の観光客向けにイメージで売ってがっぽり稼ぐことはできず、ほぼ住民だけを相手に商売することになる。リピーターを獲得しないとやっていけない。

埼玉県内の大半の飲食店はリピーターで支えられている。渋谷あたりにあるようなイメージ倒れのまずい店では立ち行かない。だから、意外とおいしい店が多い。ウチからクルマで30分以内、東西南北どこに向かってもおいしい店がある。立地はあまり関係なく、むしろ駅から離れたところのほうが良いお店がある。お値段もリーズナブル。在宅で埼玉のランチ生活に慣れてしまうと、たまに都内に出たときなど、昼飯はかなり悲しいことになる。

それに、埼玉は野菜の生産が盛んで首都圏の食を支えているといってもいい程だから、野菜にも恵まれている。近くにある農家の直売所で、新鮮な野菜が手に入る。野菜はともかくフレッシュに限る。枝豆なんて、地元のフレッシュなのを一度食べてみたらわかる。

というわけで、おいしいものが食べたかったら埼玉は良いところ。