転がる石はまろくなる。

オンボロと小自然と。

各地のラーメン屋が案外と旨くない件。

いろんなとこでラーメンを食べていて、気づきつつあることには、イケてる感じの今風ラーメン屋は数多あれど、実際食べてみると案外イケてない、という事実。

仕事柄、飛び回るという程ではないけど、あちこちの知らない町に行くことは多い。で、いまどきの駅前で昼飯を食おうとすると、牛丼屋チェーンかラーメン屋しかない、という事態によく出くわす。となると、味を知ってる牛丼屋チェーンより、知らないラーメン屋の味を堪能したいと思うのが人情。たいてい、古くからやってる中華料理屋ではなく、新規開店で比較的若い人がやってるラーメン屋ということになる。

だいたいはおいしそうな気配を醸し出していて、お客さんもけっこうひっきりなしだったりするから、大いに期待したりするんだけど、出てきたラーメンが期待値を下回ることが、経験上圧倒的に多い。たまに旨いラーメンだとびっくりする。

これはいったい、どういうことなんだろう。不味いラーメンで、客が入らず閑散としているんなら納得もいくのだが、繁盛してているのに不味い。経験上、これはかなり多い。ネットのレビューも悪くなかったりだとか。ちなみに僕の舌はきわめてノーマルで、肥えているということは少なくともない。

いまのところの仮説。

その1.慣れの問題。馴染み客にとってはいつもの味。僕には慣れない味。→何度か通ううちに好きになるかも。

その2.多くのラーメン客は味ではなく「人気店という価値」を消費に来ている。→なんだかわからないけど名店と言われると有難がってしまうという心理。

これからもその謎を抱えながら、各所のラーメン店を突撃訪問することになるんだろうなあ。でもできれば、駅前のランチはもうちょっとバリエーションが欲しいよ。