転がる石はまろくなる。

オンボロと小自然と。

空疎な笑い声

コロナ禍の今、外で昼飯を食べたり電車に乗ったりした時、やけにひっかかる耳障りな声がある。

空疎な笑い声。たいていのそれは、必要以上に音量が大きく、けたたましい。

多くの人が黙っている状況で、その声だけが響きわたることに、当人はどれだけ自覚的なのかはわからない。

空疎な笑い声を上げなければ維持できない関係性がそこにあるのだろうとは思う。

そして、あの笑い声はおそらく、コロナに弱い。

感染拡大に職場クラスター的要素は無視できないと思っているのだけど、それは関係を維持するためにやたら声を張り上げたり、テンション高く振舞ってみたり、一見無意味に話し続けたり、職場で無意識に展開されるそうした行為がコロナの格好の餌だから。

僕はそんな職場で働いていなくて良かった。在宅フリーランスでほんとによかった。