転がる石はまろくなる。

オンボロと小自然と。

2020-01-01から1年間の記事一覧

誰が新しい風を吹かすのか。

75年前の敗戦時、日本中の人たちはどんな思いで焼け野原に立っていたのだろうか。『敗北を抱きしめて』(ジョン・ダワー)では「虚脱」とした。いっぽう、当時中学生だったある人は「虚脱なんて言ってる場合じゃなかった」と回想するから、実態は様々だっ…

どうでもいいものが吹っ飛んでいく。

近所の学校で行われた卒業式の話。無駄な来賓とか無くなり、先生や生徒、保護者らの心がこもった、簡素だけど感動的で、とても良い式だったと聞いた。新型コロナウィルス感染症拡大が社会に甚大な影響を与えている中で卒業式を行うには、普段以上の苦労とと…

うまい!

昼食に「うまい!」ものを食べるのが喜びだ。とりわけ、何もない田舎で家族が静かに営むお店で「うまい!」ものを食べられると、この上ない幸せだ。 ここ埼玉の近所には、そんな店が各所にある。ということは、全国至るところにそんな店があるのだろう。 僕…

どうしようもない大人は恥でも役に立つ。

振り返ると、案外と「どうしようもない大人」の存在に助けられて生きてこれたように思う。 大学に入って上京し、僕はしばらくの間、「サウンド・ニュース」の編集部に出入りしていた。バイトで行ってたとかじゃなく、ただ編集部に遊びに行っていたんだけど、…

各地のラーメン屋が案外と旨くない件。

いろんなとこでラーメンを食べていて、気づきつつあることには、イケてる感じの今風ラーメン屋は数多あれど、実際食べてみると案外イケてない、という事実。 仕事柄、飛び回るという程ではないけど、あちこちの知らない町に行くことは多い。で、いまどきの駅…

車輪と道路というインフラを超えて

地上を生きる動物にとって、現代人間社会に欠かせない車輪と道路は非情な存在だ。道路を横断中に車輪に轢かれて命を失った動物は有史以来数知れず、また、道路を敷設することによって生命の源だった土壌はアスファルトに覆われて死んだ。 地上数メートルほど…

埼玉は、いいところだ。

なんといっても埼玉の一番いいところは、全国屈指の「ゆるさ」にあると僕は思う。映画「翔んで埼玉」は、埼玉の「ゆるさ」なしにはありえない。よそ者をよそ者扱いしない田舎って、埼玉以外にどこかあるだろうか。いろんなルーツを持つ人たちが、何気なく雑…

生きるのが大変な子どもたちへ。未来は君たちのものだ。生き残れ!

子ども時代は、時に過酷だ。そのことを全く理解できない大人も多いだろうが、ぼくにとって子ども時代は過酷だったから、ぼくなりに理解できる。50歳を過ぎた今から振り返れば、今ぼくが背負っているものなんて、子ども時代からすれば、鼻歌楽勝レベルにす…

こんな孫が欲しい。

こんな彼女が欲しい。↓こんな嫁が欲しい。↓こんな娘が欲しい。↓こんな嫁(息子に)が欲しい。↓こんな孫が欲しい。 と、おじさんは次第に老化していく。